何事もまず全体像を掴むことで、次の備えが見えてくると思います。
(チキンな私は何がジャングルを掻き分けて進むようなことができないのです。)
そこで、不動産投資における主な登場人物と相関図を示したいと思います。
不動産投資は一言でいうと「物件を買って他人に貸す」ですね。
よって、「不動産購入時」と「不動産賃貸時」の2つの場面における相関図を示すと以下のようになります。
【不動産購入時】
不動産購入時の主な登場人物は
「自分」、「売主様」、「不動産会社(仲介業者)」そして「銀行」です。
不動産の購入の際は、自分と物件の売主様との間に不動産会社が仲介に入り、この仲介のもと売主様と「売買契約」を結びます。
この時、不動産会社に「仲介手数料」を支払うことになります。
次に、売買契約を下に購入代金を売主様に支払うのですが、自己資金だけで賄えない場合、銀行様のお力を借りることになります。
この時、銀行様と「金銭消費貸借契約」を結びお金をお借りします。
決済時には売主様に購入代金を支払うと共に、購入した物件の登記を司法書士の先生に依頼するため「不動産登記税」と共に「不動産登記手数料」を支払ったり、物件に火災保険をかけるための「火災保険料」を支払ったりする必要があります。
これでめでたく物件購入となるのですが、忘れたころに「不動産取得税」の支払い通知が届きます。結構な金額なので物件購入の際は、不動産取得税のことも忘れずに資金計画を立てることが必要です。
【不動産賃貸時】
不動産賃貸時の主な登場人物は
「自分」、「賃借人様」、「不動産会社」そして「銀行」です。
不動産の賃貸管理には「自主管理」といって、賃借人様との賃貸契約や、毎月の家賃の徴収および遅れがあった際の催促、退去時の立ち合いと敷金の精算、さらには賃借人様からのクレームに対応などの業務を自分で行う方法があります。
特に家賃の滞納や物件に不具合がなければよいのですが、なにかあったら私のように本業でサラリーマンしてる人にはとても対応できないので、これらの業務はプロである不動産屋に委託することを進めます。
物件が空室の場合、「賃貸管理」を委託した不動産会社に「賃貸募集」をお願いし客付してもらいます。
入居希望者が現れたら、不動産会社の仲介のもと賃借人様と「賃貸借契約」を結び家賃収入生活のスタートです。
毎月の賃料から不動産会社に「管理委託料」や、物件の管理組合に「修繕積立金」や「管理料」を支払います。
さらに、物件購入時に銀行より借入をした場合は「返済金」の支払いをします。これら支払いを済ませて残った賃料が毎月の収入となります。
以上が不動産投資の全体像です。