不動産投資に潜むリスクを一言でいうと予定していた収支が上がらないということですね。その要因としては主に以下の4点があげられます。
1. 空室リスク
所有している物件が空室となった場合は家賃収入が得られません。
しかし、毎月の管理費や修繕積立金、ローンの支払いは空室だろうが待ってはくれません。
最悪自分の財布から持ち出しが必要となってしまいます。
空室は避けられません。賃借人様が退去してから素早く原状回復、客付を行う仕組みを作っておくことが重要となります。
2. 滞納リスク
ある意味空室より性質が悪いのが滞納リスクです。
滞納が何か月も続くと空室時と同様、ローンの支払いにも影響してきます。物件を自己管理している場合、自ら賃借人様や保証人様に電話をしたり、状況に応じて督促状を送付したりと多くの時間を奪われます。
滞納が長引けば長引くほど滞納金すべてを回収することは困難になります。支払請求滞納発生時に素早い処置を取ることが重要となります。
3. 家賃下落リスク
築年数が経過すると建物自体や設備の老朽化が進み、それに伴い通常家賃は徐々に下落していきます。
物件購入時に築年数ごとの周辺家賃相場を調査し、下落を想定したシナリオを検討し投資判断することで家賃下落によるリスクを抑えることが重要となります。
4. 自然災害リスク
地震等の自然災害により建物が破壊され、人が住めない状態となり、家賃収入が無くなり、さらに高額な修繕費が必要となるリスクです、最悪の場合、賃貸業から撤退しなければなりません。
災害マップを確認し、リスクが少ない場所を選ぶこと、投資エリアを分散すること、新耐震基準の建物を選ぶこと、地震保険に確実に加入することでリスクを抑えることが重要となります。